March 30, 2009

昨日の続き。

虫に続いて、土も食べる…

2006年にハチミツ売り場に泥を固めたようなものが売ってあってカザフスタンの市場で仰天したのですが、実はそうそう珍しいものでもないらしい…。

その後、ホタンでも薬局で見かけ、キルギスの市場でも見かけ、さらにアフリカのほうにもあるそうで、そんでもってなんとパプアニューギニアの本(昨日のエントリ参照)にも書いてあって、大体同じものの様子。

と言うのも、
「女性がミネラル補給のために食べる」
のが中心だからです。

本当のところはどうか分からないけど、調べてみる価値はあるかもねー。

もし、土を食べていることを見かけたら、教えてくださいアル。

とりあえずウズベキスタンにAZが仕事で行くらしいので、ついでに調査してもらうことにっ!

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この記事へのコメント

1. Posted by 著者です3   April 02, 2009 13:07
土食はおもしろいです。南部アフリカもですが、東南アジアでも摂取されています。南アフリカの土食については、まだちゃんと論文にしていないのですが、成分の分析(ミネラルは豊富だけどどうやって吸収する?)、市場の販売の様子(味ごのみあり)、採掘現場(元でなしで儲かる仕事)、アリ塚食(新鮮なのがおいしいね)との関連などから、「‘ミネラル補給’のためではすまないのだ」(虫食い話と同じような論理になってしまうのですが)というお笑いレポートを以前書きました。ご興味ございましたら、また、お送りさせていただきます。
台湾食虫情報ありがとうございました。私はまたラオスにでかけておりました。今回は念願のフン虫サナギをいただきました。サゴムシのことは拙著『民族昆虫学』(東大出版会)にインドネシアのスラウェシ・セラム島の事例を載せております。ご関心ありましたらこちらもどうぞ。
アマゾンへのすばらしい感想ありがとうございました!
2. Posted by sugimoto   April 15, 2009 23:33
野中先生、こんばんは。
アリ塚を食べる話は、テレビで前やっていたような…女性が多いとかそういう話だったような覚えがあります。
私もすっかり虫づいてしまい、レシピを見ていると中国は結構ありますね。今度、奥地の市場に行ったら、またちゃんと見てこようと思いました!「嫌いな虫」ではなくて、「食料」、それも嗜好食としてまた違った方向で見られるのが楽しいです。

フン虫の蛹って、NHKブックスの方に書いておられた分ですね!これからの本も楽しみです!

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