May 14, 2009


鶏と人―民族生物学の視点から鶏と人―民族生物学の視点から
著者:秋篠宮 文仁
販売元:小学館
発売日:2000-05
おすすめ度:4.0
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何気なく手に取ったら、シーサンパンナのことが書いてあったので買ってみました。


結構面白かったので、著者サインほしい〜ヾ(´ω`=´ω`)ノと思ったけど、宮様じゃ無理じゃんwww


それはさておき、シーサンパンナはシーサンパンナだとばかり思ってましたが、そうです!あそこはダイズー(タイ族)の土地で、本当はシーソップパンナーというそうです。

で、詳しい地図などを見ておりましたら、本当に13年前にもうちょっと知識を持っていけばよかったのでは?と残念に思いました。13年前はまだ飛行機が飛び始めた頃で、昆明の空港もあんなにきれいじゃなかったし、シーサンパンナのホテルにいたっては、田舎のホテルらしく、お湯が出なかったのです(笑)

街中には民族衣装を身に着けた人びとが大半で、外国人は目立ったものでした。(タイは国をあらわし、少数民族はダイ族といいます)


今はごく普通の一般的な地方都市でぜーんぜん面白くないです。ただ市場に行くとやっぱり山の民とは言葉が通じません。

納豆のこととか、臭豆腐のこととか、あと気になったのが糯種の黒米のこと。昔は黒米と普通のもち米を半々にして色を付けて炊くとか言うレベルでなく、市場で売っている黒米のおこわは真っ黒でそして甘かったのです。アントシアンたっぷり。その割りに、苦くもなく味もごく普通で、すごく美味しかった。それがたべられるかなーとおもったら、一昨年はもう無くなっていたんですよ。一部のレストランのみ、半々に混ぜたものを提供してました。市場で聞いても漢族の人は知らないって言うし、ダイ族の人は言葉が通じないというwww 


身体的に虫が多くて洪水も多い雲南省で調査をするのは無理ですが、ウイグルならまだ間に合うかなぁとも思いました。ウイグル語頑張るべ、と妙な決意を新たにしたのでした。良く考えてみれば、何故ウイグル語を始めたかというと、最初はもう本当に興味からでしたが、入っていけば入っていくほど、中国語では足りないのです。だってぶっちゃけ雲南の少数民族も、新疆自治区も中国じゃないしね。


大きな文化と小さな文化という考え方も、少数民族と大国中国とのかかわりを考えていく上で重要なファクターなのだと思いましたです。はい。


鶏のことはあんまり良くわかんなかったorz
ペイ先生の民族植物学の本と一緒に、7月に行くまでにもうちょっと読み込んでもいいなと思いましたお。

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