南疆旅行

May 10, 2006

f4c650b5.JPG働く二色部長…かと思いました。

犯罪ネズミを相手に今日も戦う二色公安部長。
ひきょうな犯罪は許さないぞ☆

クチャの割引本屋にて採取。

May 04, 2006

3fc9864f.JPG まるで「ハウルの城」に出てくるような色使いだなーと、
二人で感動した色合いです。
あー、ターナーの絵にも似てますね。

クチャは思ったよりキレイでした。是非また行きたいです。

これでゴールデンウィークの旅行は終わりです。
お付き合いありがとうございました。

aa78a9e2.JPG朝、ホテルを出たところでタクシーの運ちゃんに捕まりました。
「今から観光会社に行くんだよ!」と言って無視していると、
「キジル千仏洞と何箇所か回って一人100元でいいから!」と言い出しました。
一人200元掛かると予測していたので、なかなか良い金額です。

まー、仕掛けがあったんですが。









その仕掛けとは?!

















 実は同行者が私たちのほかにいて、その人たちと一緒に回るので、一人100元でよかったのでした。



 同行者は北疆の石油町を守る軍人さん一家。

 父さんと母さんと息子3人で、ゴールデンウィークの旅行をしている途中でした。怖い人たちか?!と思いきや、猿化しがちな人民の中でまともなヒト科の人でありました。



私たちが日本人とわかると、軍人パパは

「日本との関係が今、緊張しているので、息子が日本が悪いというかもしれないが、
許してやってほしい」

といきなり切り出したのであります。



「われわれ一般庶民には、国の緊張を持ち込まないで、仲良くしよう」
ともおっしゃいました。

いやはや、まともだ…。人間だ。

漢族をちょっぴり見直した。






それとついでに。
中国はどこに行っても軍人さん優先なのです。
バスや列車の切符を買うのも、物を買うのも。
軍人さんはやっぱり国を背負っているのだなーと思いました。
日本の自衛隊もこのぐらい大事にしてあげたい。

May 03, 2006

018af19d.JPG写真はクレードルをなくして充電できず、ショックのあまり、少ししか撮ってませんでした。バスターミナルちかくのナンを売るおばちゃん。ナンは出来立てが一番おいしいのですが、冷えてもなかなかおいしいのです。








朝、国際バスターミナルへ行きました。
国際線でなくても、長距離移動はここからでるのです。


次は千仏洞のあるクチャに行くことにしました。



ガイドブックに朝11時発と書いてあったので、
その時間に行ったら、ウイグル時間の11時でした。やられた。

 ウイグル時間とペキン時間の時差は2時間なので、3時間以上時間が余ってしまいその辺をぶらぶらしました。

 バザールを歩いていると、
「あれは日本人?」とウイグル語でささやかれたので、
「そーでーす。日本人デース」と
ウイグル語で答えてみました。

今できるウイグル語はそれぐらいです(苦笑)
やっと動詞を始めたばかりなので、まだ会話は出来ません。



 さてさて、長距離バスは寝台車です。日本の寝台バスのように、ウソッコ寝台ではなく、本当に寝転がれます。というか、寝転がるしかないぐらい上が狭いです。3列で、それぞれ上の座席、下の座席があります。真ん中の列で、上の席になるとバスが揺れるたび落ちそうになってちょっと危険でした。



 そしてまた中国らしいというか大陸らしいことが。
始め運転手は8時間で着くと言っていたのに、

なんと結局14時間かかりました。ほぼ二倍二倍。これが大陸時間。

ペキン時間午後1時に出て、着いたのは次の日の午前3時でしたとさ。ウヒョー。

そんなわけで、一日バスで過ごしました。

May 02, 2006

d1044587.JPGそしてこの帰りにどこかでカメラのクレードルを落としてしまいました…
ショックー。

写真はタシュクルガンからの帰り。

トンボのめがねは水色眼鏡、あーおいお空を飛んだから〜♪

といっても、

羊さんは青くならない。

どこまでも青い空の下、羊さんたちは白い(または黒い)のでありました。

2e665ab6.JPGタジク族の女性。
タジク人はイラン系で、ウイグル人とはちょっと違います。

タシュクルガンはタジク族も多いです。
女性で帽子をかぶっているのがタジク族、スカーフだけなのがウイグル族です。

で。
タジクの人は美人が多い。
ウイグルの人がブス美人普通ブス普通普通普通といった感じなのに対し、
タジクの人は美人美人美人普通美人美人と美人だらけ。
子供も美人。男性もそれなりに美形。


07fb21ab.JPGタシュクルガンはパミール高原にあります。
パミール高原といえば、パキスタンの北部。
世界の尾根の一部であり、K2がご近所にある高い場所です。

空が青い!

0cefa497.JPG夜は晴れました。
空が星で覆われて、まるで蓋をしたみたいに見えました。星が空から吊ってあるようにも見えました。昔の人は良くこんな星の洪水の中から正座を考え出したものだ〜。




そして、朝。凍ってました。
でも風景のきれいさに、日が昇るまで、1時間ほど寒さも忘れて外にいました。

May 01, 2006

1004bb5b.JPG写真は晩御飯を作ってくれるジャミラさん17歳。




晩御飯は本来はナンと塩味のミルクティーだけだそうですが、今日はお客さんがいるのでラグマン。
ラグマンはうどんに似た新疆の麺です。



今日の具は、白菜、ほうれん草、ニラ、ジャガイモなどなど。



そうそう、カラクリ湖は3000mぐらいのところにあるので、面をゆでるのに圧力鍋が必要なのです。高地では気圧が1を下回り、水が100℃以下で沸騰するからです。知識として知っていたけど実際に自分の目で見ると、ちょっとうれしい。



お茶は普通に沸かした低い温度の湯で作ってました。

あ、もう一個、燃料はヤクと牛の糞でした。匂いもなくナカナカよく燃えて便利。



そして、空気も薄いので、
5m走ったら息が切れる!
階段を少し上がると息が切れる!

を実感してきました。

うーん、高地!

c4a315b3.JPG夕方、カラクリ湖に着きました。
中学生のころ、「かたくり粉」と聞き間違えていたのは内緒の話です。










富士山頂と同じぐらいの高さにあるので、5m走ったら息が切れます。
カラクリ湖の水は琵琶湖の北部と同じぐらいのきれいさ。水はあまり冷たくなく、少し生臭いです。




3人でみずうみ湖畔をブラブラ歩いていたら、突然、雪が降ってきて風が吹いて、吹雪きになり、途中で動けなくなって、原住民に馬に乗せてもらって、馬から落ちて落馬しそうになりながら帰ってきました。



んで、そのまま遊牧民のおうちに泊まることになりました。

0c29b547.JPGウパールという場所にある市場を見学。








足元に注意

足元に転がる羊さんたちの頭。驚いてはいけません。不気味ですが、見慣れるとあら不思議、普通の光景です。日本とは違い、肉はぶら下げておいていても腐りません。むしろ乾く。ためしに1cm厚さに牛肉を切ってジャーキーを部屋で作ってみたところ、2日で出来上がりました。(神戸ではオーブンで乾かさないと腐ります…)連休中そのままぶらくっておいたら、カチカチのパリパリになってしまいました。空気が乾燥してます。

















あいすくりーむ♪



アイスクリームを作っているところ。懐かしい情景のよーなきがするのは、何故?
昭和のころはこんな光景よくあったんでしょうなぁ。





















野菜はかわりばえなし



野菜はやっぱり代わりばえナシ。















かちく



家畜市場。しかし管理しているのは漢民族。




以上、市場からですた。他のバザールも似たようなものです。
ウルムチでも同じです。



c293af24.JPG朝、9時にいざ高原へ出発〜。

写真は、ムハンマド・カシュガリーさんのお墓の周辺。



途中、スペイン人のオネーサンが行きたいといっていたお墓へ。
イスラム教のお墓は、日干しレンガと土で出来ていて、暫らく放置していると朽ちるようです。朽ちる様もなかなか風情があってステキ。

ムハンマドカシュガリーさんは12世紀ごろの学者だったーと言うぐらいしかわかりません。カシュガリーの意味は、「カシュガルのムハンマド」と言うぐらいのものでしょうか。なかなかに景色のいい場所でした。

同行者Mさんによれば、私たちが墓をうろうろしている間に、

ウイグル人のおねーちゃんが
カカト高さが10cmもあるピンヒールを履いて
鶏を追い掛け回して
そのあときっちり殺して
料理していた

そうです。

なかなかシュールだ。


April 30, 2006

57309c8a.JPGカシュガルは中国語ではカシと呼びます。ガルは旅行に出かけたらしですアル.(←漢族風)

朝12時過ぎにカシュガルに着きました。4月30日は中国的には平日ですが、日曜日だったので、大きなバザールが立っています。

期待していたほど面白くなかったので、疲れただけでした。ウイグル族の野菜市場は面白くありませんでした。ジャガイモとかトマトとか、ピーマンとかほとんどが新大陸のもので、独特のものは今はありませんでした。たぶんまだ寒いので、野菜も果物もできていないのでせう。

その後、吹きすさぶ風が目に沁みるよーな悲しいカシュガル博物館へ行き、ボロボロでほとんど何にもない展示室を見てから、気を取り直して旅行会社に行き、次の日はカラクリ湖とタシュクルガンに行くことにしました。ちょうど運よくスペイン人のオネーサンも一緒に行くことになり、料金がちょっと安くなりました。


その後、エティガール寺院に行き、イスラム教の寺を見学したあと、寝ました。
すごい暑かった。

April 29, 2006

da250b30.JPGとりあえず、授業を無視してお昼に出発。カシュガルまでは列車で23時間。
ゴールデンウィークは「黄金週間」と書くほか、日にちから「51(ウーイー)放暇」と呼びます。放暇はお休みという意味です。








ウルムチの学校に寄宿している生徒さんたちと乗り合わせました。小学校からもう寄宿生活なんだそーです。漢族もウイグル族もいました。

生徒さんたちに配られていた食べ物は以下のとおり。
・カップラーメン 2個
・魚肉ソーセージ 4本
・レーズンパン 1本(30cmぐらい)
・新疆梨 4個
・豆腐干 4枚
・干しヤマモモ 1パック
・干し棗 1パック
・ポテトチップス 1パック
・ジュース 2本

いくらなんでも配りすぎなんじゃ・・・。


食べ物に関しては困らせない漢民族らしい持ち物でした。その結果、生徒さんたちはずーーーーーーーーーーーーっと物を食べておりました。
はっはっは。


私はずっと寝てましたが、同行者のMさんは子供たちの相手をずーっとしていて、いろんなものを食べさせられたらしいです。あと起きるたびに子供たちに違う髪形にされていて、面白かったですw


写真は途中で撮ったもの。コルラとクチャの間、当たり。